ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました!

ダイアログ・イン・ザ・ダーク とは・・・日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式のイベントで5〜6人が1グループとなって体験していきます。


手のひらに汗をかいて指が冷たくなってしまうほどとても緊張しながらカーテンの中に1歩足を踏み入れると、本当の暗闇。
いつまでも目が慣れることなく、頼りになるのは視覚障害の方のガイドとグループのみんながお互いを意識し合って声をかけることのみ。

最初は怖くてドキドキしていたんだけれど、みんなで輪になって手をつないだ時になんともいえない安心感と一体感が生まれ、その後手を離しても、みんながそばにいるという心強さを感じました。

暗闇の中で徐々に五感が研ぎ澄まされていくにしたがって、今まで何気なく感じていたことが急により深く感じられるようになります。

普段、意識せずに見たり聞いたり触れたりしていたことがどれだけ多かったか、音や匂い、肌に触れる風の感触などにこれだけ敏感になったことがあっただろうかと、今いる自分たちの世界の豊かさに気付き、自分の周りのものすべてが愛おしくなりました。

そして何よりも、人との触れあい、直接触れるということだけではなくて、言葉をかけあってお互いを思いやるという気持ちがどんなに大切なことか、改めて感じました。

そして、そういう気持ちでみんながいられる空間ならば、暗闇の世界も案外悪いものでもないなあと思いました。


今回の企画はディオールがイベントの主旨に賛同して行われた特別なもので、約15分という時間の短いものだったので、今度は是非夏に開催される1時間程度のものを体験してみたいと思います。


「Gaucho x Dialog in the Dark」 はクリスチャン・ディオール表参道店にて3月5日まで開催されています。
興味のある方は是非。